SLってね、写真撮るの難しいんです。
スマホは、そういうのなく撮れるんで、
すごいなぁ、と思うんです🤣
JRだけでなく、私鉄でもSL(蒸気機関車)が牽引する列車が運転されるようになり、注目されています。ただ、シーズン限定なり、土休日のみなり、と限られた日のみの運行がほとんどなので、その日を選んで行かないとなかなか乗車する機会がありません。
3月は毎日の運転をしている東武鉄道のSL大樹号。平日ならば空いてるだろうと、乗りに行って来ました。
3日は下今市〜東武日光、東武日光〜鬼怒川温泉、鬼怒川温泉〜下今市の3区間の運転。
このうち、東武日光からのSLふたら大樹72号と、鬼怒川温泉からのSL大樹6号に乗車。
東武日光に入る列車には『ふたら』の愛称が付きます。日光の地名由来にもなっている二荒(ふたら)。二荒山神社、輪王寺、東照宮が日光三山と言われ、世界遺産にもなっていますね。
今日は、C11 325号機が牽引、車掌車(緩急車)を挟んで客車3両、最後部にDE10 1109号機という編成です。
1号車のスハフ14 501に乗車、これはJR北海道からきた客車で、乗車口が引戸になっています。3号車の同じ14系は折戸式なんですが、同じ形式でも、扉の形が違う、なんて珍しいですよね?
国鉄・JRで使用された客車のほとんどは、折戸と呼ばれる扉が内側に折れて開く形でした。一方の引戸の扉、横にスライドして開くタイプは寒冷地向けに作られたものと聞きます。雪が入り込んでしまうのを防ぐ目的だったらしいのですがね。
50系と呼ばれた車体が赤い色の普通列車用客車は、引戸式で、日本各地の客車列車が運転された区間で見ることができました。
今や客車列車が定期ダイヤで運転されることもなくなり、電車・気動車ばかりになってしまいましたがね。
スハフ14-501には北海道時代の名残があり、扉には当時のステッカーが貼られたままになっています。モジャくん懐かしい!なんてなりますねぇ。
おそらく、北海道でも乗ったことがあるはず。
しばらくぶりに14系の旅を味わいました。
DE10は北海道で北斗星などを牽引していたDD51が纏っていたカラーに。コレはコレでまたいいですねぇ。
SLが牽引する列車には、今の通勤列車やハイテク特急にはない重厚さがあります。スピードは速くはないけど、いかにも人の手で動かしている感じがします。なんだ坂、こんだ坂、と詩にも書かれていた昔の汽車ぽっぽ。ゆっくりでも、足取りしっかり目的地まで送り届けてくれる列車は、速さばかりの社会のまさに癒しだと思います。