当たり前なんだけどさ、

当たらない、、、

と、呟く日が今年はすごく目立つ、と自分なりに思うのだけど、、、。

 

よーく思い出してみると、毎年同じ様に言ってるんだよね(笑)。

 

人は自分の都合の良いように記憶を書き換えてしまう生き物である。

 

と、誰かが言っていたが、

いい事は覚えて誇大化し、悪いことは忘れてしまう、いや忘れたふりをして、心底にウズウズ引っ掛かっている、のだと思う。

 

おしなべてみれば、負けている方が圧倒的に多いのが競馬を始めとしたギャンブル的要素。勝っている人は存在はするだろうけど、おそらく黙して語らずだろう。

 

ギャンブルは限られた原資を投資したもの同士で奪い合うゲームだ、と多くの本で読んだことがあるだろう。勝つ人がいれば負ける人がいる。それの繰り返しがギャンブルのサイクルだ。

 

だから、ギャンブルと言うのは真に自分を強くしないと、泥沼にハマって行く一方なのである。取り返す、取り返す、こればかりを追いかけて自分を見失ったことに気づいた時はすでに手遅れなのだ。

 

最近、会社の金を競馬につぎ込んだ、と言う事件がまた明るみに出た。金を預かる機械のメーカーなのが何とも皮肉なのだが、結局は自分に負けた人に競馬がまた貶められてしまうのだ。

 

やらないのが1番なのがギャンブルなんだけども、そうは言えどなかなかやらずには、とはなる。ならば、どう競馬と向き合うのか?どう馬券を範囲内で買うのか、痛みをしっかり自身の血肉に貫いて考えるしかない、大袈裟だけど。

 

でも、

 

競馬は愉しい。

 

これが、競馬を続けている最大の理由だと思う。

 

魅力ある競走馬の姿、血統が織りなすドラマ、スリリングなレース展開、そして一攫千金のギャンブル性。

 

競馬を人生に比喩する人も多い。どれだけ馬券が外れようと、競馬を続けるのは常人からすれば理解し難いだろうが、上がったり下がったりの繰り返しが、どこか自分の辿った生き様に重ねてしまうのもまた、魅力なのかもしれない、、、都合のいいように記憶を書き換えてしまいながら(笑)。

 

先週、久しぶりに馬券が当たった。

中山のマイル戦が準メイン、メインと続き、コレを運良く馬連で取れた。

 

もちろん、たまたまの要素が圧倒的。

だが、自分なりの攻め方、情報の整理があって狙った馬が来たのはうれしいのである。

 

東風ステークスを勝ったボンセルヴィーソは中山マイルで実績があるダイワメジャー産駒。8歳牡馬だから、だんだん条件に適さなくなるのだが、人気も薄くて実績面では狙えない訳ではないから、この馬を買ってみたのが吉と出た。

 

アネモネステークスの勝ち馬、クロスマジェスティはディーマジェスティ産駒。ディープインパクト産駒の皐月賞馬である父の血が、中山で活きるのでは?と考え押さえてみたのが正解だった。中山はロベルトの血を持つ馬の相性がいい。人気のウィズグレイスはディープインパクト産駒で、もちろん舞台適性はあるはず。人気でも押さえるべき一頭だったが、こちらはその人気を裏切る結果になってしまった。牝馬は難しい、とよく言われるが春先のレースは特にそうかもしれない。

 

調子に乗って大好きな最終レースに手を出し、全部外れて目減りはしたが、それでもプラスで終えただけでも良しとすべき。逆に取れたから最終で遊べた、とも言えるのだ。

 

まだまだ、競馬を極めるには時間がかかる。

それでも、楽しみを見出せるから、競馬を続ける、そう思っている。