好きな馬

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昨日は船橋競馬場ダイオライト記念

勝ったのは森泰斗騎手騎乗のノーヴァレンダ。地方所属馬が久しぶりにダイオライト記念を制しましたが、意外にも森泰斗騎手が初勝利だったレースとは知りませんでした。

 

2着がエブリワンブラックが入り中央所属馬の最先着。ダートの適性はあるなぁ、とかねがね思っていて、前走の名古屋大賞典も注目していました。

 

エブリワンブラックの全兄はキタサンブラック

言わずと知れたG1競走7勝を挙げた名馬ですが、その弟はダートに振れたというのも、また血統の妙と言えるのかな?と思います。

 

今週末はドバイワールドカップデーでもあり、やや中央のダート主力が参戦しなかったこともありますが、それでも掲示板に乗った3頭が地方所属馬だったのは、素晴らしい結果です。

 

さて、よく巷で

 

強い3冠馬は?

史上強い牝馬は?

 

というテーマをよく目にします。

 

ウマ娘』効果なのか、競馬、競走馬に大きな注目を浴びているのを実感します。おそらく、このテーマも何度も見てはいますが、その時どきで答えが変わるのも、またファンの思いの違いでもあるでしょう。

 

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私もキャリアだけは長く競馬を観ているので、好きな馬は沢山いるし、どれが最強か?と言われると迷うことばかりです。

 

ただ、一貫して変わらないのは、

1番大好きな馬は?と言う問いには迷わず、

 

メジロマックイーン

 

と答えます。

ゴールドシップやオルフェーブルの活躍で、母父メジロマックイーンにも注目が寄せられています。

 

私が競馬に強く惹かれたのが、メジロマックイーン。血統の背景、オーナーの思いなどを辿れば辿るほど、その魅力と強さにハマっていきました。

 

メジロの系譜については、多くを語らずともよくご存知でしょう。日本の競馬もまた、先人たちが築いてきた基礎から今の競馬に発展してきたこと、そして全てが海外からの良血だけでなく、日本の競馬主流を受け継いで変化してきたものに他ならないことを歴史が語っています。

 

また、私は障害レースも大好きで、春秋の中山J・G1は欠かさず観ていますし、普段の競馬でも障害レースはほぼ参加して馬券を買っています。

 

オジュウチョウサンは稀に見る名ジャンパーで、その功績はまさに殿堂入りに匹敵する競走馬です。平地に戻って勝ち星をあげ、有馬記念まで挑戦した障害主戦の競走馬は、そう滅多にいません。もちろん、ポレールなど天皇賞に挑戦した名馬もいますが、今ほどの注目を浴びてはいませんでした。

 

ダートで活躍する馬たちにも、大きな関心を寄せられるようになりました。特にダート統一重賞路線が拡充されてから、また、海外のダートレースへの挑戦もその一つであり、昨年のマルシュロレーヌによるアメリカ・ブリーダーズカップディスタフ優勝は、世紀の大偉業といっても過言ではありません。

 

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3冠馬の話題もよく見かけます。

オルフェーブルが強い、ディープが最強、などなど様々な意見が闊達に交わされています。

 

おそらく、優劣となると条件などの異なる時代にそれぞれ誕生した馬たちですから、一概にとは言えないでしょう。

 

ただ、その馬がファンに与えた印象はどの馬よりも遥かに大きいのが3冠馬たる偉業の成すものだと考えます。

 

セントライトシンザンはリアルタイムで見たわけではないですが、シンザンを知るファンはナタの切れ味とまで称したその脚と強さに惚れ込んだのでしょう。

 

シンボリルドルフは無敗の3冠馬もさることながら、ホースマン・和田共弘オーナーの信念の結晶ではないか、また、その血を受け継いで無敗の2冠を制し、奇跡の復活でファンを魅了したトウカイテイオーとの親子による活躍を、ファンは強く惹かれているのだと思います。

 

インパクトと言えばシャドーロールの怪物・ナリタブライアンを忘れてはいけない、私はあえて強い3冠馬の筆頭は、ナリタブライアンを挙げたい。

 

成績だけで見れば、2歳のキャリアの多さ、古馬でのG1未勝利など、他の3冠馬と比べては今ひとつという印象があるかと思います。

 

しかし、ナリタブライアンはひとつ上の兄、ビワハヤヒデと同時期に競馬を駆け抜けて、兄弟ともに注目されたスターホース。特に3冠レースは勝つごとに2着馬との差を大きく広げて圧勝したことは、特筆すべき力と言えるでしょう。残念ながら、兄弟対決は叶わず、また自身も故障と戦いながらの競走生活だっただけに、ビッグタイトルの勝利を重ねることができませんでしたが、今でも語り草になっているマヤノトップガンとのマッチレースとなった阪神大賞典は、観るものを熱くさせました。

 

地方所属馬で中央G1を勝ったメイセイオペラ、ダートグレードの雄、アブクマポーロ、岩手最強の名馬トウケイニセイ、果敢に中央3冠に挑み、海外G1を勝ったコスモバルクなど、長く競馬を見ていれば自ずと話したくなる名馬は枚挙に暇がありません。

 

それが、皆さんの競馬の宝になっていく、そう願ってやまないのです。

 

いよいよ、春シーズンの中央G1開幕、そしてドバイワールドカップデーが間近です。

 

ふたたび、気兼ねなく競馬場でライブ観戦できること、これからも多くの名馬に、そして自分だけの素晴らしい馬に逢えることを願って。

 

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