小さい頃から、NHKの相撲中継はよく観ていて、親がテレビを観ながら実況の真似をしている所をカセットテープに録音していたものが、未だに残っています(笑)。
でも、実際に国技館へ行って観戦したのは2年前が初めてでした。
コロナ禍が幸いしてか、マス席も1人1マスで座れると言うことで、先輩後輩4人で相撲観戦と洒落込んでみました。
十両の取り組みから見始めたのですが、とにかく静まり返る場内に響くのは行司、呼び出し、力士の声とぶち当たる音。
声援に掻き消されない本来の相撲の音と迫力を楽しむことが出来ました。
幕内土俵入り。
壮観ですねぇ。
両手を大きく開いて攻めの姿勢を体現する不知火型は、かつて短命横綱が多かったそうですが、白鵬関の功績から、そういうジンクスも耳にしなくなりました。
攻守を兼ね備えた雲竜型の土俵入りも是非観たいモノですね。
取り組みの花でもある懸賞幕。
おなじみ永谷園のお茶漬け懸賞幕も見えますね。
森永製菓の懸賞幕はファンの声で、送られる取り組みが決まるとは初めて知りました。森永賞と言われるそうです。
さて、今場所は関脇 御嶽海関が13勝2敗で優勝し、場所後に大関昇進となりました。長野県出身の力士では、なんと227年振りでしかも歴史的力士として名を残す雷電為右衛門以来とのこと。
雷電の頃は最高位が大関だったはずですから、今でいう横綱といえますね。
大関までくると、まさに力士の顔ですからより一層の活躍が期待されます。もちろん地元からは綱取りの期待を受けますから、ここからの相撲道をしっかり邁進して綱を狙ってほしいものです。
残念ながら、今の大関陣は資質・技量を持ちながら、なかなかガツンというらしさがありません。ケガの多さも気になりますが、大関らしい取り組みをもっと見せてほしいように思います。
古い相撲ファンなので、四つにがっぷり組む形があまり観られないのもさみしいです。それでも、今場所の取り組みは中々見応えがあり、平幕力士も頑張っていたように感じます。
まずはケガをしない強い身体作りと普段の稽古、国技としての相撲をしっかり力士が守ってほしいです。
次の両国の場所には行ってみたいなぁ。