シン・ウルトラマン封切。
初日に鑑賞してまいりました。
Twitterでバンバン話題に上がってますね。
ネタバレ注意、なパンフレットも買いました🤣
うん、作品の出来は良いと思います。
観て損はない、むしろ観て!という感じです。
いや、コレはね、オリジナルのウルトラマンを観た自分の中には、どうしても比較というものがついて回るんですね。
解釈の違いもあるし、これは観た人それぞれの想いがあるので、コレが正しいとかいう定義はできないです。
素直に作品の出来栄えは、イイんです。
今の時代の背景、世情を捉えつつ、今の世に科特隊、いや禍特対として構成されたならのifがあるんですね。
政府の下部組織、かつ国防上の理由から自衛隊組織との連携という妙にリアルな描写は、マニア受けもするし、初めてウルトラマンを観るという人も魅きつける様に思えます。
そのベースにあるオリジナルの世界観。
そして、外星人として位置付けられるウルトラマンと地球の人類との関係がうまく相見えるように感じます。
カラータイマーがないウルトラマンをどう描写しているかも気になるところでしたが、すっ、と腑に落ちました(ネタバレ回避なのでご容赦ください)。
キャストもいい演じ方をされています。
シン・ゴジラを観た方はツボなキャスティングな所があるとは思いますが、この世界観の中にしっかり入っている、作品のバックグラウンドを押さえている演者であることを感じました。
オリジナルからのリメイクは、どうしてもオリジナルを大事にするため、単なる作り替えになりがちなのですが、そうした面は感じません。リメイクでなく、シン・ウルトラマンという作品である、そこにはオリジナルのウルトラマンが持つ世界観がしっかり描写されている、という捉え方を私はしています。
ウルトラマンはヒーローである。
正義の味方である。
しかし、ウルトラマン自体は初めから正義の味方、地球を救うためにやってきたのか?否か?
そう、ヒーローを作り上げたのは我々である。
それが、ウルトラマンの存在意義を考えさせる物語でもあるように思えるのです。
今の世の中において『正義』とは?
正義や平和、愛、友情、さまざまに我々が欲しているものを考えさせてくれたのが、シン・ウルトラマンなのかも知れません。